:エヴァ再映画化

少し前に流れていた話題なんだけど、まぁGAINAXがリメイク作品でどうこうするのは別に気にならない。でも、大月氏のこの発言はないよな、これを聞いて怒らないファンは馬鹿ですよ、マジで。

90年代後半に大ヒットしブームを巻き起こしたアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」が、再映画化される。生みの親である庵野秀明監督が95〜96年のテレビシリーズを基に、新作カットも加えて4部作に再構成。テレビ版とも97年の劇場版とも違う結末を描く。謎をはらんだまま終わり「神話化」された「エヴァ」だが、「今度はきちんと決着をつける。真の完結になる」と大月俊倫プロデューサーは話す。
 「テレビ版のようにメタフィクション的な終わり方でけむに巻いたり、劇場版のように世界が終末を迎えるような不条理なラストにしたりはしない。エンターテインメント志向で、企画当初の構想に近いラスト。ずっとやりたかったが、監督がようやくその気になってくれた」と大月さん。
http://www.asahi.com/culture/movie/TKY200609130251.html

…アンタ、バカぁ?
本音なんだろうけど、これを言っちゃあおしめーよ的な理解が彼にはできてないのかな?(苦笑)あぁいう作品にしてしまった主犯格がずけずけとよくモノを言うねぇ。
そりゃあ、商業的な制約や日程的シビアな面の状態から推し進めるのがプロデューサーの役目なんだけど、そういう状態に庵野監督を追いやって、さらにもう一回やりましょうと声をかけるなんて、厚顔無恥だなぁ。このコメントで見る気をなくしました。
前作は一つの形であり、その作品を支持してくれたファンの人々の気持ちを考えないと、コケルプロジェクトになりやしませんか? なかったことにするのが業界の流行りとしても(Kanon作り直しとか(笑))、前作を中傷してどうするんでしょうか? 言わぬが華だよな。発言するのも宣伝なのでちょい過激演出なのかもしれないが。
また、あの当時、庵野監督が見る人が自分で解釈できたらいいみたいな発言したのを聞いて私は激怒したんだけど(まぁそう言いたくなるのもわかったが、作品のメッセージ性がないと言うのはもうダメですよ)、今回はそれ以上だな、うーん。
とはいえ、やっぱ見に行くことになるんだろうな。私は作品の感想の良し悪しは見ないことには始まらないと思っているし、ウェブの評価を自分の中の評価にしたくないものな。自分で見て自分で考え自分で評価したいものです。