- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1999/12
- メディア: 単行本
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昨夜飲んだ同僚Wは、今日までの今年の半分以上、英国出張だったから、私は彼の話も楽しみだった。
彼が近くのパブで飲んだスコッチウィスキーが、その辺の英国スーパーでも一般的に売っている銘柄だったそうで、残念がっていたなぁ。一般的に普及していてよく見かけるという意味合いだと焼酎の“いいちこ”みたいな感じか。
まぁ、出張先がウェールズだったので、なかったのかもしれないな(^^; ギネスなどのスタウトは美味かったそうだ、なるほど。
そういう話をしたこともあって、読みかけていたこの本を改めて楽しんだ。
本によると、スコッチウィスキーはブレンドするのが当たり前で、その元になっていて必ず使われているというのが、アイラ島産の特有の良い癖のあるシングルモルトだそうだ。
スコッチウイスキーは氷を入れてもいいが、シングルモルトに氷に入れるとアロマが失われるそうで、土地の人はしないそうだ。5:5で水で割るのが一番旨い飲み方というそうだ。さらにミネラルウォーターで割るんじゃなく、地元の水で飲むのが旨いと。
春樹さんが託宣として受け取っていた地元の方の言葉の中でも興味深かったのがあった。地場の様々なものによって作られているのだけど、味の方向性を最後に決めているのは、その土地に住んで文化や気象、風土のバックグランドのある住民の作り手だということ。意味が深く、共感するところも大きいな。
そういや、ウェールズは、漫画のヴィンランドサガにも出てくる土地なので、(言うと出張させられるので…)大っぴらには言ってないが一度行ってみたい場所だなぁ。実は彼も私も英語は苦手です…(苦笑)