睦月のぞみ作品

この方の作品に初めて出会ったのは、何故か東北の岩手県遠野市。
遠野物語を読んでいたので、その遠野の地で妖怪伝承などの地をいろいろ訪れてみたわけです。河童の川、化かす狐がいた山の麓、蚕の神様という異形の神像、子孫繁栄のモロなシンボルな石、姨捨山といえばわかりやすいデンデラ野…
そういうこの世の淵にたったような場所ばかり回った後に、ふと、立ち寄ったコンビニの本棚で出遭ったのは、「雨のち嵐、処により恋?」という妖怪メインの大人向け本でした(^^; ちょっと縁を感じましたよｗ

雨のち嵐、処により恋? (ヤングコミックコミックス)

そして、こちらも基本的に頭悪い娘さん（誉め言葉）が出てきますｗ

天然バラエティーCH (ヤングコミックコミックス)

作者さん本人の人外好きの嗜好が作品に出ていて、好きです:-)
この女の子は、妖怪さとりで、相手の思考を読めるんですが、相手がエロ妄想が凄すぎてノックダウンされた話ｗ 一見軽薄な感じもしますが（笑）、木こりを襲おうとして読心で追い詰めたけど斧すっぽ抜けで人間はやはり恐ろしいと退散した伝承も書かれていて、伝説を知った上で浅くなく描いているのもGJです:-)

ゾンビ ロマンチシズム (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ)

表題作が面白かった。労働の担い手が減ったため、特殊な法律によって死んでもゾンビになって仕事を行い返済終了などで、存在が抹消されるという際どい世界観。もう少し違うシリアスな描き方もできるかもだけど、作者ならではのラブコメ調がなかなか好き:-)
あとの妖怪学園モノも私的にかなりいいなぁ〜 ジメジメしていない幽霊や妖怪も良いですねｗ