読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

青の橘花 第二話@福岡直方

■舞台を訪れる際の注意



舞台になった場所に行き、登場人物の言動に思いを馳せるのが醍醐味だと思います(^-^) でも、その場所は普通の生活地域になりますので、公序良俗に反しないように行動はくれぐれも慎んで、常識を持って楽しんでください。 特に、その場所で騒がない、壊さない、汚さないは守りましょう(^o^) よろしくお願いいたしますm(__)m
当ブログでの舞台探訪のポリシーはこちらになります。

舞台探訪日:2009年1月2、3日


青の橘花(1) (マガジンZKC)

青の橘花(1) (マガジンZKC)

第一話や全体概要はこちらになります。
■[史跡] 青の橘花@福岡直方


第二話では、ノッカーズによる特殊部隊“青ノ七”(シイノナナ)の名の由来になる妖怪の説明から始まっています。妖怪“青らく”(シイラク)は、直方地方に出現した一つ目のイタチのような姿をした猛獣で、付近の牛馬を襲って食べたそうです。その棲みかは福知山の麓の洞穴にあったと言われ、今は福智山ダムの中に沈んでいるそうです。


私の地元はもう少し南の町なのですが、そのような伝説は初めて聞いたので、創作なのかな?と思ってしまったのですが、現地の福智山ダムを訪れて驚きました。このようにダムの東岸にこのような石碑が立っていました。かなり地域に根付いていた伝説のようですね。
ここでもう一つ発見しました“青”を“シイ”と読ませるのかと思っていたら、実は正しくは“生+月”という漢字なのですね、石碑の漢字を見て合点が行きました(^^)




直方には、中心部を流れる遠賀川にも河童伝説もあり、市の中心部にはこのように河童の像もありました。雪が積もってすごく寒そうですが^^;


こちらは福智山の山並を南側から撮影した写真です。一番左端が“鷹取山”で、その右側の高い頂が福智山になります。
そうそう、福岡って九州で南国だから、雪が積もんないと思っている方も時々おられますが、このように立派に積もります(笑)日本海側の気候なので雪が積もるようですね。今私が住んでいる大阪は瀬戸内側なのでほぼ雪が積もんないしw、京阪守口市駅前のベンチがKanonの風景のように雪が積もるのはまだ一度しか見たことありませんw


次に、作品内に戦国時代の様子が少し出てきました。この直方は黒田長政が藩祖の福岡藩の一部になります。直方自体は福岡藩支藩として設けられた東蓮寺藩の街並みがベースになって形作られたようです。後に記します商店街付近が特に城下町でした。
また、戦国時代末期には先ほどの鷹取山の頂上に鷹取城城主に、黒田家家臣の母里太兵衛がなりました。「酒は呑め呑め 呑むならば…」の歌詞で有名な黒田節のモデルになったのがこの武将になります。かなり頑固な性格だったらしく、富士山が見える場所で休憩していたところ、自分の城がある鷹取山の方が富士山よりも高いと言い出して、同輩たちも太兵衛が言うからしかたないそうだそうだと納得した逸話もあるそうですw
この黒田家や母里太兵衛に、橘花の先祖は従っていた侍もしくは忍びかもしれませんね(^^)


この石碑などは福智山ダムへ登る入り口付近の公園に置かれていました。


また、作中に引用されている合戦図の一部は、関ヶ原の模様だと思うのですが、筆者の見たことのない絵の一部です。関ヶ原合戦の絵巻で黒田長政がやその家臣団が描かれたものは有名なものがあるのですが、これはちょっと思い当たりませんでした。また、黒田家の家紋は下記の“藤巴”になります。合戦では紺地に白抜きで家紋があしらわれる事が多かったようです。この関ヶ原合戦で、東軍の黒田長政は敵方の西軍小早川秀秋などを寝返らせたり、西軍主将の石田三成の陣を果敢に攻めかかるなどと抜群の戦功をあげて、徳川家康から感状をもらい豊前国中津から筑前国52万石に国替えし出世したそうです。あまりに家康に勝たせ過ぎてしまい、戦後に父の黒田官兵衛から長政が怒られたという話は有名な伝説ですねw*1


さらに、これはすっごく蛇足なのですが(笑)、岐阜県不破郡関ケ原町にて、2000年に関ヶ原合戦400周年記念イベントというお祭りが開催され、私は福岡出身ということで、黒田長政隊に参加いたしましたw 私も用意された甲冑を装着して一人の武士として参加し、当時の黒田長政陣址から黒田部隊は徒歩で石田三成陣址のイベント会場まで行軍しましたねぇ(^^) 隊の参加者も一般応募で参加した一般人の方ばかりで、黒田長政役は恰幅の良く髭の見事なおじさんがやられていました。後で教えてもらったところ鹿児島のテレビ局の局長さんだったとかw 見事な配役でしたw*2 イベント会場では、模擬合戦で関ヶ原合戦の縮図を開幕の井伊の抜け駆けから島津のステガマリ戦術までやってすっごく面白かったですwww 運営委員会が録画したビデオもあって当時の興奮を思い出します。なので、黒田家のことを書いているとこのイベントのことを思い出しますw



この図の左側の谷になっているところが現在の福智山ダムになっています。その両側の山の左側が雲取山、右側が鷹取山、奥が福智山になります。
冒頭に妖怪伝説に触れましたが、直方図書館で調べたところ雲取山にも城があり、城がなくなった後に妖怪が出たとの記述も見受けられました。鷹取城も白鷹伝説*3があるそうです。また、この地方の別の城では、妖怪に城を守らせていたという話もあり、なかなか面白いです(^^)


こちらは“青ノ七”の部隊の隊員のスーツなどの保管庫という建物として作品では描写されています。この建物はダムの上部の調整室のような建物でして、“青ノ七”の面々が普段詰めている事務室のモデルの建物はダムの下部にあるため、通常の手段ではなかなか移動が大変です(^^; 隊員の皆さんはノッカーズ能力持ちの忍者なので、移動は苦じゃないんでしょうねぇ(^^)


こちらは事務室の方になります。出動した隊員の留守を確認して、壁抜け能力を持つノッカーズ二人組が泥棒に入ります。盗んだのは橘花の先祖伝来の甲冑装備! たまたま残っていた橘花がこっそり甲冑を着ようとして、なくなっていることに気づきます。


泥棒を捕捉した橘花でしたが、敵の壁抜け能力のためうまく捕まえることができず、仕切りなおしです。どこに行ったのか上空から探すと徒歩で運んでいる二人組を発見!この後、普段考えるよりも行動する橘花が珍しく機転を利かせて、高性能洗剤を使い敵の壁抜け能力を無効にして捕獲成功でしたねw
写真ではダム上部からのアングルを撮り忘れたので、泥棒二人組の視点の写真ですw


一方、出動した隊員が張っていたのはこちらの敵のアジトのモデルの場所になります。こちらは直方駅から商店街に入ってすぐの左手の路地になります。建物や電柱などの細部の描写が全く同じですね。


そして、アジトから敵が出てきたところを確認したシーンです。駅からの商店街の突き当たりを南に続くアーケードを眺めた風景になります。テロリストの捕縛は第三話になります。
ちょうど正月休みに撮影に来たので人通りが極めて少ないですw 正月から何をやってるっ!wってツッコミはご勘弁(笑) 言うならば、舞台探訪初めです;-)


こちらは直方駅からすぐ見える商店街入り口になります。

その入り口から少し歩くと、こんな道しるべがあります。まっすぐ向かうと福智山ダムのある福智山ダムになります、ここから数キロの距離があるので徒歩では無理ですが^^; 中世から直方のこの商店街の辺りは街道沿いで、左手(北)は北九州に向かい、右手(南)は飯塚経由で博多に通じています。


ちょっと食べ物紹介です(^^)
商店街では結構歩き回って、雪も積もっているほど寒かったので暖を取りたくなりました(^^; 商店街入り口の左手には「もち吉」があります。福岡県の方に直方の食べ物を聞くと必ず出てくるのが、こちらの「もち吉」の餅菓子や煎餅などの米菓になります。ここの煎餅は素直に美味しくてお土産にお勧めです、私も買って帰ることもあったり実家からたまに送ってきますw 今ではネット販売もしているので簡単に手に入れることができますね。
本店はバイパス沿いにあり、こちらでも直販していました。喫茶コーナーもあったので、焼餅入りのにゅうめんを頂きました(^-^v
もち吉
http://www.mochikichi.co.jp/


次は第三話の狙撃の話の舞台の紹介になります〜(^^)
※第三話以降は3月29日公開予定です





■(C) 高田慎一郎/The Boots Headquarters
■本ブログでは作品風景の比較研究を目的として引用しています
■文章:Minkyこと、このブログの中の人
■履歴:
3/15:写真アップと少し説明を。暫定。
3/22:比較用画像追加と、文章書き上げ。

*1:黒田官兵衛は、長政を中央に送り出した後に、九州を平定しそのまとめた軍勢にて、中央に攻め上り天下を狙おうとしたこん跡があるわけで、関ヶ原合戦がまさか一日で終わるとは…さらに自分の息子が早く終わらせてしまったとは…と嘆息してしたそうですね

*2:ちなみに戦国ファンの中でもすっっごく不人気の小早川秀秋役には関ヶ原町か大垣市の議会の議長さんが演じられていてw、イベントの挨拶では2000年の秀秋は裏切りませんのでよろしくお願いしますと挨拶して観客に受けていましたw小早川隊には地元の方々がやられていて感謝でしたねぇ〜

*3:古代、神の使いとして崇められていた白鷹が棲んでいたそうで霊山として扱われていたそうです。さらに中世戦国時代に地方の豪族が城を守っていたとき豊後の戦国大名大友宗麟の兵が攻めかけた際に、城が鷹のように舞い上がった幻覚を攻め手の兵が見てしまい潰走したとか。