コルテオ/シルクドソレイユ

友人のお誘いで大阪中ノ島で開催中でしたので一緒に行ってきました。
この日も暑かったです(^^;

私がシルクドソレイユを見るのは二回目で、前はアレグリア2を見たことあります。
サーカステントを見るだけでドキドキしますね。



12k円なのはちょいお高いのですが、その価値は十分ありますよね!:-)


こういう痛車も! < 痛車じゃないw


以降、ネタバレの感想です〜

会場内の物販コーナー〜 もちろん席は満席なので人も多いですねぇ。






















なのですが、ジャグリングを行う少女は今回もいませんでしたねー、残念ー!w 一応このブログのアカウントでもあるし…(笑)
それは冗談で、各演目ごとに天井や舞台袖から現れる天使さまは、欧米の方で可愛かったですねぇ、宗教画などで見るイメージがピタリと当てはまるんですよねぇ。
紙ふぶきを撒いている様は、東方の弾幕かよ!って思ってみたりw


さて、今回は舞台劇の趣向を取り入れているそうでして、前に見たアレグリア2とは違って、言葉や歌を多用していましたね。それが結構今回のコルテオの良さの明暗を分けている気がしました。


まず、シルクドソレイユというべき、技の数々は健在でしたね。人々が空想で思うような技を実現して目の前でやってみせてくれるというのはまさに圧巻でしたねぇ(^^)
ロープでの基本技を応用したシャンデリアでの舞い、ベッドでのトランポリン、情熱的な男女二人のロープでの舞い、大きな鉄輪の中に入っての回転の妙技、小さな方によるバルーンによる空中散歩、ジャグリングの3vs1の投げあいこ、小さな鉄輪の投げあいこ、はしごを使った独演、鉄棒での同軸での時間差の廻り〜
人の可能性を魅せてくれますわw そういう演技では熱演中は拍手も忘れ没頭して最後に熱烈な拍手を送ることが多々ありました^^


演目の合間のクラウンの演目も楽しかったですね。
ゴルフボールとか、口笛の妙技などなど。
紙ふぶきの後の掃除どうするんだろうってのも、チキンが多量に降って来て・・・大掃除でw おもちゃのチキンが出てくるのは欧米文化圏ではまた意味あるんだろうなぁ〜


それから、前のアレグリアのメーキング番組でも見ていたのだけど、小さな方や巨漢の方などもそれを『個性』として発揮している演目が楽しかったです。
ロミオとジュリエットのミニチュア劇場のドタバタはあれはなかなか感動しました、うまいなぁ。


一方、んー?どうかな?と少し疑問を思ったり違和感を感じた点です。
ほぼ日本語アナウンスはないのですが、冒頭のみ「臨終の床にある病人が天使のお迎えがきて、いろいろな体験をします」(だったかな?)とあって、 あとは各人の想像にお任せという形でした。
病の床にある人を見舞ったり、ベッドを飛び跳ねる子供たち、天使のお迎えが来たり、過去の回想、好きだった女性の思い出、幼少時代、臨終の合間に見る幻覚のような数々の演目がいろいろとあり、多分、天国へと旅立つ前のセレモニーなんだろうなぁというのは見て取れたのだけど。これはなんだろう??というのはいくつかありましたね(^^;
また、それとは逆に、舞台劇のエッセンスも取り入れたのだけど、それが全体を通せてないようにも思えました、言葉がわかればまだわかるかもしれないけれど。
それに、これは私だけかもしれないけど、最初に日本語アナウンスの紹介があったせいで、逆に意味づけを探すためにちょいそっちに意識が行って残念でしたねぇ^^; ずっと考えていましたw


それから、基本は英語やイタリア語?などの台詞や、歌が挿入されていて、これは何を歌い上げているの?とかその辺は、私も含め日本人には特に辛そうでしたねぇ。オフィシャルサイトでは、言葉を用いることで表現力が高まったとか書いてあったけど、それは日本人にはあてはまらないような(^^; 母国の売り文句をそのまま書いたんじゃ?w
さらに、天使や葬列や小道具などは、キリスト教圏のものなので、その辺の背景文化を共有できていない日本人にもこれは十分に汲み取れないものも少なからずでしたね^^; お香を振る人が何度も出てきたけどあれ分かってない人は、この演目のそういう演出用の小道具としか思えなかったのではないかなぁ。
たまに、出演者が日本語でしゃべってくれるのだけど、そこで笑う観客も多かったですね。それもどうかなって思ってみたり、本質的じゃなさすぎ^^;
前に見たアレグリア2は言葉不要の動きだけで語るユニバーサルの凄さだっただけに、私はこの辺が減点ですねぇ(^m^;;;有料パンフを見ることで、今回の主題や流れをやっと深く理解できるのは私はちとNGかも^^;


まとめとしては、舞台劇のエッセンスを観客が十分汲み取れない可能性がある部分はNGだったのだけど、各演目自体は、まさに舌を巻く達人技の連続で、プロ集団の意気込みを十分に感じ取れました。また、シルクドソレイユを見てみたいですね(^^)