このねこばなし

このねこばなし (アフタヌーンKC)

このねこばなし (アフタヌーンKC)

新刊コーナーを眺めていて、気になった作品。
good AFTERNOONは全然読んだことなかったのですが、面白そうな予感のする表紙買いでしたw


いやぁ、個人的に大ヒットです:-)
二人の姉妹と、父親を中心としたお話です。
妹このねの趣味は空想好きで動物や置物などの心を代弁するようにアテレコすることで、毎話いろんな冒険や出来事が面白いですね。
思春期に入りかけた姉ゆきねも覚めた目で見つつ、結局は妹のペースに:-) 作画も第一話など絵柄が堅いかな?と思っていたのですが、話が進むごとに元気な二人の行動を表現するように躍動感が溢れたタッチになっていて良かったです。


ここだけだと、映画「マイマイ新子と千年の魔法」に似た雰囲気の作品なのですが、隠し味には私もノックアウトされました、構成や各話キャラの言動をちゃんと追えばわかるのですが脱帽しましたね(^^;; 作品に没入していた心がキュッと掴まれてしまう驚きはなかなかありませんでした。


さて、この作品の風景はかなり細かく写実的でして、どこかの街を舞台にしているのは明白に思えます。
まず、こちらの眺望は、東京西部のあきるの市辺りから、都心を眺めた構図のようにも思えます。姉の頭の両側にぼんやりビル群の光が見えるわけで、左側は新宿かな?手前の川は多摩川?


こちらの風景は近所を走っている電車のシーン。友人の鉄道に詳しい方にお聞きしたところ、このような形のものはなさげとのこと。でも、この前後にある踏み切りや、滑り止めが付いている坂道などはありそうでしたね。坂が多い町のようですね。野球場の近くも坂道ばかりでしたから。


気に入った作品ですし、他にも気になる風景が出てくるので、継続調査作品になりました(^-^)