ミル@佐賀市

■舞台を訪れる際の注意



舞台になった場所に行き、登場人物の言動に思いを馳せるのが醍醐味だと思います(^-^) でも、その場所は普通の生活地域になりますので、公序良俗に反しないように行動はくれぐれも慎んで、常識を持って楽しんでください。 特に、その場所で騒がない、壊さない、汚さないは守りましょう(^o^) よろしくお願いいたしますm(__)m
当ブログでの舞台探訪のポリシーはこちらになります。

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舞台探訪日:2011年8月15日


今年8月に帰省ついでに、九州が舞台の作品を回ってきましたので、少しずつ紹介していきたいと思います。この作品の舞台は、東京西部と佐賀になります。主人公の大学生と同棲しているちょっと変わった女の子のお話で、その女の子は化け猫だったという作品です。
その猫はミルという名前で、主人公が飼っていた猫で大学進学のため東京に行くことになり、そのまま付いて行ったわけですね。年齢では80歳オーバーなので、見た目は女子高生のようですが、おばあちゃん言葉のギャップが萌えるねこまたさんです♪ 主人公は神聖モテモテ王国オンナスキーにそっくりなくせに、なんと羨ましいことでしょう!w


佐賀ということで作中でも下記のように紹介があるのですが、私が何より好きな伝説があります。


そうです、化け猫伝説ですね(^-^)
鍋島家が主家を乗っ取ったことによる化け猫騒動です。主家竜造寺が飼っていた猫が恨みを晴らすべく鍋島家にとりついて怪異を起こすお話です。
まぁ、実際は竜造寺家の存続のため有能な家臣である鍋島家が頑張ったのにも関わらず、竜造寺家の跡継ぎが逆恨みして色々しでかしてしまい…、徳川幕府から鍋島家が跡を継ぐことにされてしまったのですけどね(^_^;;; でも、世間では主家を乗っ取ったと見えたためこのような伝説になったのでしょう。


九州には似たような飼い主の恨みを晴らす化け猫の伝説や、飼い主に踊りを見せた伝説、年を経た猫が化け猫になるための阿蘇根子岳の伝説もあり興味深いです。
そうそう、別作品ですが、朝霧の巫女の冒頭の話“妖の寄る家”でもこの伝説をモチーフにした化け猫コマさんの若い頃の話がありますね。


佐賀というと有明海に接していますので、マンホールデザインはむつごろうですね:-)


二巻では、故郷の佐賀に帰省することになり、二人とも佐賀空港に降りたちます。
東京ー佐賀は遠いので飛行機がちょうど良いですね。帰省の飛行機チケットは親にもらったようで、すねかじりめw


作中の空港の風景は飛行機が発着する側なのでこちらは入り口側です。この二枚の写真はKGB48さんに提供いただきました、ありがとうございます。


こちらは佐賀駅です。秋に発売された三巻に出てきたので、アングルは合っていません(^^;


私事ですが、佐賀駅に来るのは・・・BLUESEEDで林原めぐみさんが来るイベント以来なので。。。十数年ぶりだったりします(^^;; 佐賀市には、まほろちゃん関連を見にいったり(合併前の大和町時代)、のだめカンタービレの舞台のため通ったことはありますよ〜



さて、佐賀駅の東側の方に隣接して、佐賀駅バスセンターがあります。


こちらは佐賀駅バスセンターと佐賀駅の間の看板ですね。


ここをまっすぐ行くと、佐賀駅の改札口に行けます。


こちらは初めて上京する際に飼い猫ミルがついてきたシーンです。佐賀駅バスセンターの表示のバスはなかったのですが、このシーンは1番乗り場だと思います。


さて、実家のある“長谷川”というバス停を探すことにしました。


路線図には…ありません?全てのバス停は載っていないのか?と、インフォメの方にお聞きすると、佐賀大医学部の鍋島付近にあるとのこと。


ですが、現地で探したところ、この辺りには長谷川というバス停はありません!?なぜ???まさかインフォメの方も化け猫の方で・・・という妄想はさておきw
バス停ではなく、長谷川という地区があると言われたのかもしれませんね。ただ、鍋島というと化け猫騒動のお家のお名前ですから、この辺りなのかもしれません。また詳しく調べたいところです。今回は時間がなかったため、訪れる事ができませんでしたが、鍋島家の史跡や化け猫伝説にゆかりのある場所にも訪れてみたいですね。


そういえば、佐賀駅バスセンターでは、トムとジェリーのラッピングバスも見かけました。佐賀銀行のイメージキャラっぽいですね。ジェリーがでっかく出ているのだけど、トムは裏なんでしょうか?



さて、以降は舞台探訪できていませんが作品中の舞台を少し紹介いたします。
秋に発売された3巻では、佐賀にゆかりのある建物や寺社がでていました。

こちらは佐賀銘菓小城羊羹の村岡総本舗の羊羹資料館です。佐賀県小城市にあります。ミルが化け猫仲間に連れられて、須賀神社に行くわけですが、その神社前にあります。


こちらが村岡総本舗の小城羊羹です。あとでミルがお土産に頂くことになります。


須賀神社の境内では、化け猫仲間が集まって、人間のように祭を行っています。


そして、須賀神社の階段です。体力がありそうな化け猫娘さんsも嫌がっていますね、まぁ化け猫になるくらいなので年を経ているわけですがw


化け猫の頭領の屋敷内の一シーンです。左側の特徴的な書があります。この書は副島種臣という明治の元勲のお一人のものですね、佐賀藩士で書家として、とても面白い書体で書かれるのが特徴です。佐賀の偉人ということもありますが、主人公の名前も副島ですので、作者さんの遊び心でしょうか?:-)


あと、この作品の東京の舞台についても少し紹介しておきます。ミルのほかに、鼻ピンクという名前の化け猫もいるのですが、彼女は主人公が通う大学図書館に住んでいます。

何度も出てくる特徴的な図書館だなぁと思っていたのと、大学祭の名前が“百門祭”ということで判明しました。八王子市にある中央大学のようです。図書館建物が同じですし、大学祭の名前は“白門祭”だそうですので(^-^)






■漫画:ミル(C)手塚和憲
■本ブログでは作品風景の比較研究を目的として引用しています
■文章:Minkyこと、このブログの中の人
■写真:佐賀空港の写真はKGB48さんより提供いただきました。ありがとうございます。
■履歴:
2011/11/4:掲載