グラスリップ@坂井市三国、福井市鮎川

■舞台を訪れる際の注意



舞台になった場所に行き、登場人物の言動に思いを馳せるのが醍醐味だと思います(^-^) でも、その場所は普通の生活地域になりますので、公序良俗に反しないように行動はくれぐれも慎んで、常識を持って楽しんでください。 特に、その場所で騒がない、壊さない、汚さないは守りましょう(^o^) よろしくお願いいたしますm(__)m
当ブログでの舞台探訪のポリシーはこちらになります。

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舞台探訪日:2014年3月22日


今回は三連休を使って北陸と信州の観光メインで旅行を行う予定で、グラスリップの舞台の三国も少しまわろうかな程度で考えていました。一日目は越前町の宿でカニを楽しんでいたところでした。ちょうどその夜に、グラスリップの舞台としてガラス工房のモデルの情報も得まして、あれ?どこなんだろう?と思って調べたところ、宿から海岸線沿いに行った近くにあると知りました。これはナイスタイミング!と喜んで訪れてみました。


なお、今回の舞台探訪の際には、福井市在住の舞台探訪者@hiroina_7916ltdさんのブログ記事を参考にいたしました。訪れる際には追加の情報をtwitterでも頂き、ありがとうございました。
■不定期人生作業日報(仮):TVアニメ「グラスリップ」PV第一弾舞台検証
http://blog.goo.ne.jp/hiroronfx/e/516601b631001e8757fda5ca8ac3cdca


●ガラス工房ワタリグラススタジオ

福井市鮎川にあるガラス工房さんです。三年前にこちらにガラス工房を作られたそうです。
看板には、“ワタリガラス”のカラスの?のイラストもあるので、名前にかけているのかな?と思っていました。
店内でお話を伺うと、ガラス工房の店主がワタルさんというお名前なので、それから名前を考えていき、ワタリグラスさんになったそうです。“ワタリガラス”だとネット検索でカラスしかHitしないので(笑)と奥さんが言われていましたねw


グラスリップのPVでは、ガラス工房の概観が出ていました。右手の赤い建物は作品上で追加したとして、高台にあり眼前には海が広がっているところからもこちらのガラス工房をモデルにしたことはほぼ間違いなさそうですね。


PV映像の左側にある二本の電柱のなどの形状もそっくりですね。PVのように海からの風景は難しいので、あまり構図にはこっていないのですw

なお、こちらのワタリグラスさんへのアクセスは、京福バスしかなく、他は車で訪れる方法しかありません。
15番鮎川線の「福井駅前 ⇔ 小丹生」の鮎川新町バス停が最寄りで、そこから歩いていけますね。
京福バス路線図
http://bus.keifuku.co.jp/rosen/


海はこちらのように日本海が広がっています。天気もよい日だったので青々としていますね。


ワタリグラスさんの前の海近くから南の風景です。鮎川の家々も見えますね。


ワタリグラスさんの建物近影です。建物から海がよく見えます。


ガラス職人を目指している深水透子のPV紹介部分です。背景にはガラス工芸品と工房の窓がうつっています。


店内は工芸品の販売スペースと、奥に仕切られて工房スペースがありました。
上記のPVの壁につるされているガラス工芸品がワタリグラスさんにも飾られていました。


窓からは海が望めました。この日は天気も良くてすごく明るくてよかったです。スタッフの奥さんに聞いたところ、天候が悪い時にはかなり暗くなるそうで、前日は天候が荒れていたので今日はとても綺麗とのことでした。


入り口の上にはカラスくんの置物もあって工房名になっているだけあって洒落ているなと(^-^)


奥には工房スペースがありました。
ガラス職人というと男性が汗をかいての肉体派の仕事のイメージがあったのですが、今回拝見したところ女性スタッフさんが製作に勤しんでいました。なるほど、作品の雰囲気にも近いなと改めて思いました。女性の感性を活かしたところもあるのでしょうね。


ガラスの製作体験なども行われているそうです。とても面白そうですね。


販売されているガラス工芸品は本当に素晴らしく、この海のイメージの青々とした感じが表現できている作品を幾つか購入しました。ガラスなので後ろの色や光によって見えかたが異なるのも面白いですね。今回はペンダントと一輪挿しと箸置きを買ってみました(^-^)



一輪挿しの海の感じは、PV最後のガラス工芸品の雰囲気にも似ている感じもしました。


越前海岸をもう少し南に向かうと福井市の南端付近に、越前水仙の里がありました。この辺りが平安期からの越前水仙発祥地だそうです。水仙にまつわる伝説もあり、水仙の季節には斜面一面に咲き誇るようです。
ここのモニュメントを見たり、水仙の季節はいいだろうから、この辺りも出てくると面白いかもなぁとも思いました。


●みくに龍翔館

三国の街の高台に見える街のシンボルとも言える建物です。
明治期にオランダ人技術者エッセルが設計した木造五階建八角形の龍翔小学校を模して、1981年に復元されたそうです。
建物内は三国の歴史、風土、文学、またトリックアートについて展示されています。
グラスリップのPVでは、この建物の南側の坂の途中から撮影した風景が用いられていました。


PVの風景では、細やかに書き込みがされていて、街灯や交差する電線の位置も実物とそっくりそのまま描かれていました。


敷地内からの風景です。桜の木もありましたので春にはさらに映えるのでしょうね。


エッセル氏の銅像かと最初思ったのですが、郷土の名士の銅像でした。医療分野に対して改革された代議士の堂森芳夫氏の銅像でした。この辺りの敷地内も出てくるかもしれませんね。



みくに龍翔館の四階の展望テラスからの眺めです。三国の市街地や港などを臨むことが出来ます。


こちらが先ほどのPV風景を撮影した地点ですね。


エッセル堤も望めます。九頭竜川と日本海を仕切っていますね。

●駅周辺の風景

えちぜん鉄道三国芦原線 三国駅です。駅周辺は生活の場でもあるので、作品の舞台の空気感を掴んでおこうと散策してみました。
駅は駅ビルがあるため、一見目立たないようになっています。
無料レンタサイクルも数台用意されているそうなので、観光しつつ、これからの舞台を回るのにも活用できると思います。


駅の改札前です。


えちぜん鉄道の車両です。次の三国港駅が終点です。


ホームです。単線ですね。


駅前の陸橋です。
陸橋の足元にはカラフルな絵柄もあり、作中でも出てくるかもしれませんね。


陸橋の上から街を見た風景です。この先には九頭竜川があります。


この先は三国北小学校や、三国高校があります。高校生の通学路にもなっているのでしょうね。
みくに龍翔館にもこちらのルートが一番近いようです。


駅前の氷川神社です。


駅前の通りから、みくに龍翔館を望んだ風景です。このようにランドマークのようにもなっているのですね。

エッセル

PVの市街俯瞰の映像の上部の海岸線にあるのがエッセル堤です。


三国港突堤。通称エッセル堤。
明治期に御雇外国人技師として招聘されたエッセルが設計した防波堤です。川の土砂を堆積しないように設計されたところに大きな特長があります。
写真の左手が九頭竜川、右手が日本海側です。



エッセル堤から三国市街をのぞんだ風景。遠くに雪を被った白山山系の山々も見えます。


今回はPVなどを参考に、舞台の空気感を掴むために軽く探訪してみました。夏の放送開始とともに様々な風景が出て盛り上がってくると思います。
PVに出てきた水上花火大会も是非見てみたいですね(^-^)





■アニメ:グラスリップ(C)P.A.WORKS
■本ブログでは作品風景の比較研究を目的として画像を引用しています
■文章:Minkyこと、このブログの中の人
■履歴:
2014/3/24:暫定掲載