:世界遺産の旅:ガラパゴス諸島

イグアナの更なる進化
ガラパゴス諸島には、陸イグアナと海イグアナがいる。
海イグアナは、陸上の餌不足のため、海の海草を糧とすべく陸イグアナが進化した種だ。
海イグアナは、海草を食べるために、激しい海流に逆らって岩場にしがみ付くのに必要な大きな鍵爪が発達している。
そして、エルニーニョ現象が起きた。異常に海水温が上昇する現象だ。水蒸気が増え雨量が増えたため、陸上では草やサボテンが増え、食料に事欠かなくなった。
しかし、海の中では海水温が上昇したために藻類が死滅。それを食料とする海イグアナも半減。
その海イグアナが食糧不足のため陸地にあがる。
そして、陸イグアナとの混血の新世代が生まれる。海イグアナの特徴である鍵爪も継承して、高いところのサボテンも食べれるようになる。試練を何度も越えることで種は強くなるのだな。
http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cards011.html