:本日の一冊:

前の本の「世界の神々がよくわかる本」の別冊という感じで、今回は天使と悪魔が中心。天使と悪魔というと西方キリスト教圏のみかと読めるけれど、東方は仏教、イスラム教道教からの出展もあって幅広く蒐集してありその紹介が面白いなぁ。一種の独特なマニア層しか読めないという本でなく、PHP文庫ということもありかなり読みやすい。だけど、一対象について多くてもイラスト1枚+解説1ページなので、さっと読めるけど奥深さはない目次のような本かな。なので、もともと詳しい人には当たり前の本なのでお勧めしないけど、いわゆるFFやメガテンなどのRPGの元ネタに興味あるライトな人にはお勧めかな。
今回知ったのは、キリスト教の天使のほぼ多数の名前が「el」で終わるということだ。そういえばそうだな。もちろん一部の変り種の天使(メタトロンサンダルフォン)などはそれにはあたらないのだけど、エヴァもそういや使徒の名前もそうかと思い出したり:-)
個人的には、日本の戦国時代に侍に信奉されていた「毘沙門天」は当たり前で「摩利支天」までも紹介があって良かったかも。また、仏教を守護する天部衆あたりを読んでいると、シュラトを思い出すなぁ:-)
「世界の神々」がよくわかる本 ゼウス・アポロンからシヴァ、ギルガメシュまで (PHP文庫)