:まんが美術館@秋田横手市

■探訪場所:秋田県横手市(旧増田町) まんが美術館
■探訪日:2007年5月5日

前日までは米沢の上杉祭りに二日参加したこともあって、秋田県の事前調査はおざなりになっていて、秋田といえば、角館、佐竹氏、なまはげ男鹿半島八郎潟くらいにしか前知識なかったです(^^; 九州出身なもんで西日本は得意なのですが、東日本にはあまり知識なく、いわんや東北は弱いのです(~_~; 昨晩は秋田県の南端湯沢市に泊まったので、ホテルにていろいろウェブで調査。すぐ北の横手市にはまんが美術館があるんだな!と寄ってみました(^-^)
横手市のまんが美術館が予想以上に良かったです。釣りキチ三平の作者 矢口高雄さんの故郷ということでできた美術館だそうで、常設展示は古今の漫画家さんの原画。この日の特別展は、“平成釣りキチ三平”の原画の展示でした。

今は横手市に合併した旧増田町になります。町の入り口の立て看板には、りんごと矢口高雄さんイラストの娘さんがいて、出迎えてくれます;-)

その看板の裏側は、「赤いリンゴにくちびる寄せて♪」の歌で有名な映画「そよかぜ」のロケ地だそうです。全然知らなかった(^^;

増田町の観光マップです。川の上流に矢口高雄さんが少年時代を過ごした故郷があります。

んで、まんが美術館に到着。ちょっとした建物なのかなぁと思っていたのですが、恰幅の良い建物で圧倒されました。室内でもこの後驚きました。

館内のロビーです。GW中だけあってお子さん連れの家族客が多かったですね。秋田県のシンボルのものがいろいろ飾られています。秋田犬のオブジェが可愛かったかな。この美術館は展示室と、地域住民用の多目的スペースに分かれているような感じでした。

展示スペースの入り口です。特別展を見てから、常設展を巡る形でした。特別展では釣りキチ三平の原画や版画の展示があって、魚という生き物は綺麗だなぁと魅了されましたね;-) 釣りキチ三平って、そういえばアニメでしか見たことないんですが、漫画でも静止画とはいえども、脈動感が伝わってきたり、釣り糸の優美な動きの表現良かったです。
常設展では、展示スペースが変わっていて、かたつむりの殻の内側のような緩やかなスロープが円を描きながら上へ上へと続いていて、その壁にいろいろな漫画家の原画の展示がありましたねぇ。恰幅の良い建物外観から想像がつかない構造で面白かったです(^^) 私の世代から見ても上の漫画家さんから、最前線でバリバリやっている方までと幅広かったです。個人的には、高橋留美子さんや山根青鬼さんの原画が良かったですね、うる星やつらの原画に惚れ惚れしました(*^-^*) アンケートには展示して欲しい漫画家の記入欄もあり私お気に入りで展示されてなかった方の名前を挙げましたw
お子さんには常設展の一階にある自由に読めるまんがコーナーが人気のようでしたね;-)


展示スペースは撮影禁止だったので写真はもちろんないのですが、ロビーはOKだったのでいろいろ撮影してみました(^-^) まず、これは館内の壁紙のパターンです。建物の内装も本当に凝っています(^-^)

こちらは男子トイレの入り口床;-)

一方、こちらは女子トイレの入り口です(^^)

こういう版画が特別展にたくさんありましたねぇ〜

ここから秋田出身の漫画家さんの寄せ書きの額です。展示された漫画家さんの寄せ書きもありますねえ。かなり数多く、ここに載せたのは一部です。





この後、ロビーの物販コーナーで絵葉書や、展示物目録などを買いました(^-^) 各地の漫画家記念館の絵葉書もあり、宝塚の手塚記念館や、石巻市石ノ森萬画館からのものもありました。石巻市は今回のたびでは寄れなかったのでまた別の機会に行きたいですねぇ。

11時ちょっと過ぎにそろそろ出るかと思ったら、近所によさげなレストランがあり食事しましたよ(^^) まさに看板に惹かれた感じですけどw



単なる流行の自然食レストランかな?と思ったら、本格的にいろいろとこだわったポリシーがあって、地元の食材を使っているというのが売りで、すごく美味しかったですね(^-^)

あと、本来ならば、釣りキチ三平の舞台にもなった作者さんの故郷を訪れるべきだったのですが、幼少の頃にアニメを見ただけなので、もう少し釣りキチ三平の漫画に触れてから来るべきだなと取っておく事にしました、その方が味わい深いはずですからね(^-^)