- 作者: 金田一蓮十郎
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鞠央との関係が安定してからは、公園に出没する悩みを聞いてくれるトリの着ぐるみのおじさんという噂によって、いろんな人の恋愛相談など受け付けるトリさん。一般論じゃなくて、二人が歩き出せるような現実的なアドバイスで後押しするのだけど、それが本当にうまいなぁ。互いの気持ちのすれ違い、自分の思い込み、男女の性認識など、意外に気づかないもの。正論でなく、自分の言葉で語る様は、作者の奥深さを感じさせてくれるなぁ。連載は少女雑誌なので、ある意味的確な作品なのかもしれないなぁ;-) この形式の話に最後に、トリさんのアドバイスの顛末を聴く鞠央、トリさんのちょっと理想に近いアドバイスに対して、現実的なツッコミを入れている様は完成されていて面白い、作者の配置通りに動いている感じだ。だけど、このときの鞠央は、どう見てもある程度物事を達観してしてみている二十代前半の女性に見える(笑)
そして、トリさんの秘密に関わる人たちも出てきて、鞠央の心の在りようも広がってきて、その成長が素直に楽しい、いろいろ躓きはするのだけど(^^; そうして、三巻の最後に、本当の意味での大団円;-) いやぁ、いい作品でした(^^)