:蜻蛉迷宮(カゲロウ†メイキュウ)第三話@西宮・芦屋

■舞台を訪れる際の注意



舞台になった場所に行き、登場人物の言動に思いを馳せるのが醍醐味だと思います(^-^) でも、その場所は普通の生活地域になりますので、公序良俗に反しないように行動はくれぐれも慎んで、常識を持って楽しんでください。 特に、その場所で騒がない、壊さない、汚さないは守りましょう(^o^) よろしくお願いいたしますm(__)m
当ブログでの舞台探訪のポリシーはこちらになります。


谷川流さんの原作の『蜻蛉迷宮』の第三話の舞台の紹介です。
第一話、第二話はこちらになります。作品の詳細についてもこちらを御覧下さい。
■[史跡]:蜻蛉迷宮(カゲロウ†メイキュウ)第一話@西宮
■[史跡]:蜻蛉迷宮(カゲロウ†メイキュウ)第二話@西宮・神戸


今回の舞台紹介も、西宮を中心に舞台巡りに活動されている、きーぼーさん(id:keyboar)より、写真と文章の転載許可を頂きました。
今回登場する舞台には、公園や海浜公園などと加わって、フィールドワークの幅も広がっていますね。ちょっとした運動にもなりますね(^^) 実際に、きーぼーさんは、ほぼ全行程を自転車で走破されたそうです。秋ですし気持ちよい天気の中を走れたのではないでしょうか。


10月10日発売の電撃文庫MAGAZINE 2008年11月号に掲載された「蜻蛉迷宮」第三話の舞台検証です。
こちらより転載になります。






10月13日の体育の日に、蜻蛉迷宮第3話の舞台を登場順に半日で周って来ました。
今回は初見で高座町とJR芦屋駅は分かりましたが、ぎをらむさんの
■後天性無気力症候群:【「蜻蛉迷宮」第3話ロケ地】
http://d.hatena.ne.jp/giolum/20081011
を現地に行く前に見て参考にしています。

●8ページ目3コマ目



宗次が一史とすれ違う場面は西宮市高座町の広田神社前バス停周辺です。
もう少し左側へカメラを向けるべきでした(右端をカットしています)。



※マップ左上の“+”ボタンで拡大されます。

●8ページ目4コマ目



宗次は北、一史は南へ歩いています。



御手洗川に架かる橋の欄干の、錆びの形まで同じです。

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●9ページ目3コマ目



宗次は一史がここを左折した所で見失っています。描写に合わせて左端に自分の自転車を置いてみました。
道の真ん中の車止めが違いますが、現在GOOGLEストリートビューで作中と同じだった頃の車止めの杭を見る事が出来ます。

大きな地図で見る

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この坂を登って左手に、アニメ版ハルヒの「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」で登場した新池があります。
新池は「学校を出よう!」4巻でも仲嶋数花の高校の近所の池として登場します。
■参考:後天性無気力症候群
【「学校を出よう!」4巻冒頭の池と神社】
http://d.hatena.ne.jp/giolum/?date=20080518#1211080646



2005年11月撮影の新池。左の山は甲山、右端の建物は市立西宮高校です。この頃は池の桟橋の柵が木製でした。写真では青空が映り込んで綺麗な池に見えますが、実際は……

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宗次の回想に登場するのは夙川河口の御前浜公園です。対岸は西宮浜の埋立地で、右端の建物は西宮市西部総合処理センター。写真は夕方で少々逆光です。この御前浜(香櫨園浜)と近くの西宮回生病院は火垂るの墓にも登場しています。



※マップ左上の“+”ボタンで拡大されます。



この日は多くの子供や親子連れが訪れていました。


このコマの場所から振り向くと、100mほど先に西宮砲台があります。幕末に江戸幕府勝海舟の建議により大阪湾岸に建造した砲台の一つで、国の重要文化財に指定されています。
■参考:遠い目をしていた、あの日の空:西宮砲台


http://leepi.milkcafe.to/tabi/nishinomiyahoudai.htm

●22ページ目4コマ目



由香子と宗次が衣川弓枝に会う時に登場するのは、JR芦屋駅北口の複合ショッピングセンター「ラポルテ」とその周辺。これは駅前にある時計付きの大きなモニュメントを2階相当の歩道橋から見た所です。

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喫茶店はラポルテ本館2階の「Mother Moon Cafe」です。

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「Mother Moon Cafe」の南にあるベンチ。

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ラポルテ東館4階の階段の窓から。

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バス乗り場へ降りる階段。

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ベンチが空くのを待ったりして撮影に時間をかけているうちに、日が暮れてしまいました。

取材日:2008年10月13日午後1時40分〜5時50分
執筆:きーぼー(keyboar)/きーぼー堂:http://d.hatena.ne.jp/keyboar/




今回もおしゃれな街中がいろいろでてきましたね(^^)
街中以外でも今回一風変わっていたのが海岸地区だと思えました。今回の記事の中に出てきた砲台は、幕末に作られたのにも関わらず今でもその勇姿を残しているのは驚きですね。西宮近辺の臨海地域は開発が進んでいるのでおや?と思わせる歴史史跡ですね(^^) 先月にこの砲台を使ったイベントもあったそうです。

幕末の白壁で上映「砲台映画館」 西宮 
<前略>
 人工島の西宮浜周辺海域では、西宮神社(同市社家町)の秋祭り「西宮まつり」の船渡御が行われた。船渡御は「鳴尾の漁師が網に掛かったえびす像を海に戻したところ、神戸・和田岬沖で再び像が網に掛かったため持ち帰ってまつった」という同神社の伝説に由来する。十六世紀に途絶えたが二〇〇〇年に復活した。

 垂れ幕で飾られた供奉船(ぐぶせん)八隻は新西宮ヨットハーバーを出港し、海上パレードのような船団となって西宮浜北側の海域へ。海の平安を願う「かざまつり」に続き、南あわじ市の「淡路人形芸舞組」が人形浄瑠璃「えびす舞」を船上で演じると、見物の人たちから大きな拍手が起こった。

 これらの神事が行われた海域に面する御前浜では、同浜と隣の香櫨園浜で「海辺のひろっぱフェスタ」(阪神南県民局など主催)が開かれた。砂浜の草刈りや清掃活動に汗を流す参加者や、不用になったおもちゃを持ち寄り交換し合う「かえっこバザール」でお気に入りを見つけた子どもたちも。また、幕末に造られた西宮砲台の白壁に映像作品を投影する「砲台映画館」などを楽しんだ。
神戸新聞http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0001476948.shtml】より引用


白壁に移る映像は幻想的で、幕末と現代のコラボともいえますね。西宮の奥深さの一面に新たに出会えた気にさせてくれます。次回も新たな舞台との出会いが楽しみですね(^-^)



■(C) 谷川流アスキー・メディアワークス
■写真提供&転載文:きーぼーさん(id:keyboar)
■上記以外文章:Minkyこと、このブログの中の人