- 作者: 掘骨砕三
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2009/06/19
- メディア: コミック
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掘骨砕三先生の最新コミックを入手しました。
初めて一般の方(笑)にもお勧めできるコミックですw
というのも、先生の作品は元々18禁作品が多いのですが、そのジャンルでもかなり特殊なので…誰でもお勧めできるってわけじゃないのです(^_^;
そのため、今回の一般コミックというのは作品群の魅力を垣間見ることができて良いです(^-^)
まず、私が好きなのはいろいろな点があります。商業作品を度外視した書き込み量などは半端じゃなくて一コマだけで一週間かかったという緻密さも良いですね。それに、一つ前のコミック「夜に虚就く」は私にとっては真骨頂じゃないかと思います。 異生物の設定や、その背景の世界観が面白くて、それでいて登場人物らがホノボノしているのが良いです:-)
以下、詳細なので閉じます〜
さて、「クロとマルコ」です。
チャンピオン烈に時々掲載されていた幻想譚作品の数々をまとめたコミックになります。
その中でも短期連載された地球人類が生まれるはるかずっと前の太陽系を舞台にした作品が「クロとマルコ」という表題作となっています。その二人は、火星と木星の間のアステロイドベルトに住んでいて、金属生命体?でロケットベースの身体と進化している人類です。この頃の地球人類は、恐竜という設定ですw
他にも、獣人風のガニメデ星人や、他の惑星の人類もいますね。冥王星人とその衛星カロンのカロン人の迷信深い設定も面白かったですね。
こちらは、中世風のドラゴンが住んでいた世界のお話「鼠と竜のゲーム」。もちろん題名はあの作品からですね:-)
擬人化されたドラゴンと鼠が可愛いですw 捕獲しようとする冒険者たちも頑張っていていいですね。作者さんがモンハンをやっていたのでこの話ができたそうで、冒険者側にも気配りしている内容ですw
こちらは、田舎の鯉養殖業者の友人を尋ねた際の、地元の人が“魚”と呼ぶ異生物の話「湖のひみつ」。うじゃうじゃいるシーンが他にあるんですが、まさに圧巻w
また、予期せず新聞配達を始めた女の子が開いたちょっと身近な異世界のお話の「翼のざわめき」、恐竜の養殖業者とハムの話「白い竜」、江戸時代の処刑のうすら怖い話「Descents dorganes」も面白いですね:-)
それぞれの題名には各々出展があるわけで、それは巻末に書かれていますが、ちょっと思い出して考えるのも面白いですね。
興味があればどうぞ〜(^-^b