坂の上の雲ミュージアム@松山

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)
同じく8/30に松山まで足を伸ばしてみました。
訪れた理由の一つは、司馬遼太郎先生の小説「坂の上の雲」を中心に紹介しているミュージアムに是非行きたかったからになります。坂の上の雲江戸幕府が倒れ明治政府が樹立された時代を描いており、志とちょっとした専門技能を持っていればどんどん立身出世できた時代でした。日本自体が青春の真っ只中にあり、坂を登っていてその先の空に見える雲だけを見て進んでいた時代でありその時期の人生はそのようなものでした。その中で、学費が免除になるとか、ちょっとした理由で陸軍海軍に入った秋山兄弟が、日本いや世界の歴史を動かす出来事に関わる話です。また、その一方で詩歌の改革を行うことで名を知らしめた正岡子規の言動も秋山兄弟の活躍と同等のものですね。


私は、東大阪市司馬遼太郎記念館も訪れたことあるのですが、そこと同じように建物自体がとても面白い構造をしていました。
こちらの一階から入れるかと思いきや、一階には入り口も何もなく、美術空間のようになっていて?です。でも、そのケアのためか、警備員さんが近くに立っていて、入り口はあちらですと誘導してくれます。写真の左手の方向に入り口があります。
なんというか攻め入った敵をだます城の造りのようで面白いです:-)


こちらが入り口になります。




秋山兄弟と正岡子規が、なにやらコミカルに出迎えてくれます(笑) 秋山兄弟はもう少し欧米人に似た風貌ですよね。お三方とも持てたそうです:-)


一階のロビーには、ドラマ坂の上の雲のパネル展示がありました。熊本、福山などの各地でのロケ風景もありましたねぇ。重厚な造りのドラマは本当に楽しみです。


館内の展示物の撮影はできないのですが、館内風景は撮影してもいいそうでしたので少し:-)
最上階に向かう途中の壁一面の掲示が圧巻でしたねぇ。坂の上の雲の連載当時の新聞の切り抜き全てを貼ったような掲示でして、その物語の存在感を視覚化されたようで息を呑みましたね!


窓辺からは山の中に洋館が見えますね。この山は松山城の中腹になります。


最上階では、秋山好古を特集した展示が行われていました。


ミュージアムから北東に向かうと、秋山兄弟の生家跡があります。


…前に5,6年前に訪れた際には空き地だったはずなのですが、今では豪華に復元されていました。ドラマ効果は凄いものですね、前は銅像が町外れの丘にポツンとあるだけで、ミュージアムも復元生家もなかったのに(^^; 変わりように驚きました。


騎馬兵を率いていたので、好古さんの馬上の像ですね:-)


松山では、バイクのナンバーの形も坂の上の雲を模しているそうです:-)