“もっけ”姉妹の名の由来の神社:檜原神社@奈良県桜井市

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もっけの舞台は作者の故郷の北関東の栃木なのですが、主人公の姉妹の名字は奈良三輪山の檜原神社から頂いたそうです。最終巻9巻の帯に作者も訪れたとありましたので、大阪在住の私は北関東まではなかなか行けないのだけど、奈良なら行ける!ということで、もっけ完結の気持ちのまま足を運んでみました(^-^)


まず、関西にお住まいの方は一度は三輪山に参拝するようでして、友人に話を聴いてみると、「あぁ、あの大きな鳥居の〜」と話してくれました。実際訪れてみて納得しました、これはとても大きいですね、他の地方でもあまり見たことないサイズです。この鳥居をくぐると大神神社へと続きます。
大神神社大和国一宮であり、大物主大神を祀っている日本最古の神社の一つだそうです。三輪山自体を神格としているため本殿は持たない神社になります。


今回訪れる檜原神社は、大神神社摂社の一つでして、大神神社から北に一キロほど歩いた場所になります。車で向かう際にはぐるりと迂回する必要があります。次の写真の奥には御神体である三輪山が見えますね、その麓に神社があります。昔の三輪山は神域のため立ち入り禁止だったそうです。


そうそう、神社近くのこちらの雰囲気は、なんとなく作中の姉妹が住んでいる場所のように静かな落ち着いていて昔ながらの妖怪の営みもありそうな田園風景でしたね(^^) そんなことを思いながら神社へと向かいます。


続きます〜

途中から集落の道になり狭くなるので注意が必要です。こちらでは三輪素麺が特産品として有名で、この付近にも製麺所があちらこちらにありました。
集落を抜けて、山道に差し掛かる辺りから右に神社に向かう道があります。


途中の道では歌にも詠まれた景観だと紹介してくれています。大神神社からこの辺りまではウォーキングコースになっていて観光客の方が散策されていましたし、地元の方が犬を散歩させていましたね。太古からの景観を見ながら歩くのも良いですね。…私は時間が押していたので車でしたが(^_^;、もう冬の夕刻だったので日が沈むのが早いのでw


檜原神社の正面になります。ここから逆の方向を向くとずっと坂道が続いていて、横の柿の果樹園の風景も良い感じでした。作中のちょっと田舎の雰囲気のようだなぁって思えました。
また、ここから反対側に少し下がったところに駐車場もあります。ここまでの道は狭いので要注意です。


最終巻の9巻です。姉妹が表紙でしたので記念に一枚(^^)
まず、境内に入る前に一礼して境内へと〜


境内には歌碑もありました。この神社を古来より何人の方が参拝したことでしょうか。


境内はこのような雰囲気になります。右側には、古来窯があったようでその遺構址が小屋の窓から見えるようになっていました。まさに余計なものがない神社の原型という感じですね。


こちらが檜原神社の三輪鳥居になります。三輪鳥居とは、通常の鳥居の左右に脇の鳥居をつけたものです。三輪山ではこの鳥居を持つのは大神神社と檜原神社のみだそうです。
檜原神社は大神神社摂社の中でも一番古く格式のある神社です。そのため、三輪山を神格としたことから、一般的な神社の様式とは異なり、本殿も拝殿もなく三輪鳥居のみがあります。
その昔、伊勢神宮へと、天照大神を遷した後には、檜原神社は「元伊勢」とも呼ばれたそうですよ。あの伊勢神宮よりも昔の神社というだけでも凄いと改めてわかりますね。


9巻のカバーにはこちらの三輪鳥居がありますね(^^) やっと訪れて、参拝することができました。


作者の言葉のように、また、何かの機会にこの姉妹の成長した姿に出会いたいですね:-)


境内にはベンチもあるので、夕暮れ時に少し休憩でたたずんでいると、ウォーキングされている参拝者の方々が通っていかれていました。私も次に来るときには全てを歩いて回ってみたいですね(^^)


あと、二年前に訪れたままレポがまとめきれていないのですが、今回を機会にまとめたレポにしたいです(^^; 3週間かけて大阪から東北&北海道経由で車旅行した道中だったもので、帰宅してレポする気力が(苦笑)
●5巻#28ヤマウバ@箱根、3巻#15ウシロガミ@養老天命反転地
http://d.hatena.ne.jp/rosseta/20070522
もっけ養老天命反転地の風景(文章未だなし(^^;;;)
http://d.hatena.ne.jp/rosseta/20071008


P.S.
作者の熊倉隆敏先生にも、この記事を見て頂けたようです(*^-^*) 先生のtwitterのツイートでわかりました。急にtwitter経由のアクセスが増えて驚きましたしw それに、見て頂けたことで、少しお話できました、嬉しい〜♪(^-^) 先生が訪れた際と比べて入り口の鳥居が新しくなっているようですね。