■舞台を訪れる際の注意
舞台になった場所に行き、登場人物の言動に思いを馳せるのが醍醐味だと思います(^-^) でも、その場所は普通の生活地域になりますので、公序良俗に反しないように行動はくれぐれも慎んで、常識を持って楽しんでください。 特に、その場所で騒がない、壊さない、汚さないは守りましょう(^o^) よろしくお願いいたしますm(__)m 当ブログでの舞台探訪のポリシーはこちらになります。
舞台探訪日:2018年11月22日、23日
この主人公は二人です。一人は、何かに大きな不満があったわけでなく周辺に流されたのか、仕事の契約更新がされなかったことと、叔父の入院により空き家の間借りで、東京から島に移り住んだ、タイ語翻訳家の本山田 太門(もとやまだ たもん)。
もう一人は、生まれも育ちも島の中で、東京にあこがれる女の子、芽吹 初芽(かやぶき うぶき)。
その二人が出会い、互いの境遇も知りながら、島の不思議な現象である“空から降ってくるマグネット”という金属のような小部品の謎を最初はたまたま追い求め始めたことで、島を揺るがす大異変を防ぐことになるかもしれない!?というお話です。
作品の舞台の磁辺島のモデルは、知多半島の先端の南知多町の日間賀島がモデルです。こちらの島は、作中と同様に、島の少しゆっくり進むような時間が楽しめますよ。
■マップ
日間賀(ひまか)島は、徒歩で一周60分ほどで回れるほどの広さです。夏には、島の2つのビーチが人気ですし、島の特産の蛸がとても美味しいです。今回はオフシーズンの冬に訪れましたが、観光客は徒歩や自転車で島を回って楽しんでいましたよ。タコ漁を中心に漁業が盛んで、西港や東港には名物のタコをかたどったモニュメントが出迎えてくれます。
そして、作中に出てくるシーンは、上記のマップでポイントを配したように、島全域に広がっていますので、回り甲斐がありますよ!
■1巻表紙
こちらは島の東部の高い場所になります。坂道の先には家々と、青い海と、島影が見えます。島影は佐久島です。
不思議な物語に誘う一巻の表紙はすぐには分からない場所でした。事前調査では分からずに、おおよその地域に目星を付けつつ、現地の探訪で足で稼いでやっと分かりました。
内表紙の方が背景がよく見えるので一致度が分かりやすいですね!
■2巻表紙
一巻は島の東部だったからでしょうか、二巻表紙は島の西部の西港の近くです。
■3巻表紙
訪れたのは2018年11月でしたので、2019年6月発売の3巻表紙に合う写真はこちらかな?ビーチに張り出したデッキや奥の建物が合っていますね。7月までに再訪予定ですので、撮影が楽しみです!(^-^)
■西港
物語の入り口かつ、島の入り口として西港が出てきます。
MAGBET.1(第一話)の最初のシーンです。島に上陸ですね。島に住んでいないほとんどの人にとって、ワクワクする第一歩ですよね。主人公の一人本山田さんはどのような心境でしょうか。
作中の風景は東港の防波堤をぐるっと回って撮影できます。が、このときは乗り場前に建物建築中のため、一部風景が見えませんでした。
こちらのお店は作中では見えていました。
借りる予定の家に歩いて向かいます。ここから東に向かって坂を上っていきます。
家に向かう途中です、右の坂を上っていきます。常夜燈がありますので、昔はこの付近が海際だったのでしょうか。
第一話以外にも何度か西港のふ頭が出てきます。こちらから知多半島の南端の師崎や、渥美半島の先端の伊良湖にフェリーが出ています。
■神社
日間賀島の東部にある日間賀神社がモデルです。東港から歩いて五分ほどの距離にあります。海に面したの神社というのは雰囲気が開放的で面白いですね。
鳥居からのアングル。急いでブッキーが走ってきます。
探していた本山田さんと出会うシーンです。左側はビーチが見えます。
神社本殿の正面の風景です。ビーチ越しに海が見えます。その先の山は、渥美半島でしょうか。
お賽銭箱です。
面白いのは、右側に御朱印の申し込みの用紙があることです。社務所はありませんので、氏名、住所を記述し御朱印代と送料を封筒に入れることで、後日郵送されてきます。
本殿の前の風景。
私は無事に探訪でき、1巻の表紙の場所が見つかりますようにとお願いしました。無事に見つけることができましたよ!感謝です。
こちらの奉納絵のモデルは、日間賀神社ではなく島東部の安楽寺のたこ阿弥陀如来堂内がモデルかもしれません。タコを描いた絵馬は、神社内には見当たらず、お寺にはありましたし、後述していますが、作中の神話と似た伝説にこのお寺があるからです。
そして、1巻にさらっと出てくるこの神話は、後半のキーになります。神話は過去起きた出来事であって、それは過去だけでなく現代にも続いているとは!
本田の左側のこちらかな?
本殿横に分社もありました。
境内の風景が沢山出てきます。本山田さんの神話好きはメ〇テンから始まったっぽいですよね。特にインド神話好きから今の翻訳業に繋がるとは人生どうなるかわかりませんね、面白いエピソードでした。
鳥居前の風景は何度か作中で出てきますね。お祭りの準備をしていたり、先生に出会ったり。
神社からビーチを見下ろす風景。電柱や電線の描き込みがとても好みです。
該当する場所は神社のある敷地にはなかったのですが鳥居から入って、左手の森でしょうか。3巻に緊迫したシーンでも出てきます。
日間賀神社の御由緒です。古墳時代から日間賀島は知られていたようです。海の恵みも多く、調停に献上されていたようです。
作中では海にまつわる神様でしたがモデルにした神様はおられないようですが、この作品のヒントになったと思われるお祭りと出来事がありました。
昔、日間賀島と陸続きだった大磯という場所にお寺があったが、大地震より土地ごと海に没してしまった。その後、大磯で漁をしていたところ、阿弥陀様を抱いたタコを引き上げ、この仏像を安楽寺に安置したところ、タコ漁が豊漁が続いたとのことです。この出来事を祝って、屋形祭りが開催されているそうです。
確かに土地ごと海に没す部分は作品のモチーフになったかもしれないですね。作者さんは、片隅乙女ワンスモアでも島が海に没する作品を描いているので、これは!と思ったかもしれないですね。
島東部の少し登った高台にある安楽寺に、たこ阿弥陀如来のお堂があります。こちらに海からたこと共に引き上げられた阿弥陀像があります。また、訪れた芸能人のサイン色紙も飾っていましたよ。
■ビーチ
西港から歩いてすぐのサンライズビーチ。
訪れたのは冬でしたが、夏だったら雰囲気がとても楽しいだろうなと思える風景でした。
冬でしたが、東の岬にあるハイジブランコ目当てで親子連れやカップルが通っていました。
このとき冬でしたが、雲間で良い光景の写真が撮れました。
冬は閑散としていて撮影はしやすかったのですが、シーズンの夏にも再訪してみたいです。
3巻。ビーチ前の道路。かなり海水があがってきて、魚も泳いでいますね。
駐車している自動車もほぼそのままの風景でした。奥に神社が見えますね。
■東の岬、東のランチスポット
島の東の端の岬です。
作中ではこの先の海に磯が広がっていたけれど、近年は海に没したと気になる言葉で紹介されます。
撮影時には干潮のため、降りて撮影できました。
こちらでもランチする二人。現地でも何かお弁当を買って持ってくればよかったなぁと後悔しました。
眼前に海が広がっていて、夢想にふけって時間が経ちそうないいポイントですね。さすがブッキーのおすすめの場所です。
3巻の佳境付近です。作中では西港のフェリーは最後まで健在だったので、東側がより影響を受けていたのかも?と、序盤のセリフからも思えました。
また、先ほどのランチスポットの上には、海に面した丘があり、ハイジのブランコと言われている観光客の人気スポットがあります。訪れた冬季でもひっきりなしに観光客がブランコを大きくこいで大空を蹴飛ばしていました!
■東の猫神様
先ほどの東の岬のランチした場所からすぐそばの猫神様がある場所です。
坂を上った先の海岸沿いの風景。奥にあるビルが合っていますね。
この先が山添さんの家への近道とセリフがあるので、作中では道は別の場所に繋がっているのかも? 日間賀島では、この先は東の岬を経由してビーチになっています。
斜めの柱の根本に猫神様がありますが、今にも波に洗われそうです。
■北のランチスポット
島の東端から北側を少し歩いたところになります。その少し先に休憩所があります。
こちらを撮影にいったのは11月でしたが、とても良い青空の写真が撮れました。
■北港
島への主なアクセスは、西港か東港ですが、漁船の港として北の港もあります。
本山田さんの散歩シーンで出てきます。
<追記予定>
■西のランチスポット
西港からほど近い北西の神社の裏のランチスポットです。
神社から右手に進み、ガソリンスタンドの右手から入っていくと、ブッキーのお勧めのランチスポットに到着します。
こちらの風景は堤防の上からの撮影でしたね、間違えましたw
東の端は干潮気味でしたが、こちらは風が強い影響なのか、波が激しくて打ち寄せるt目に、ランチシーンは全て撮影できていないです。
■真ん中あたりの猫神様
日間賀観光ホテル近くの歩道を歩いているシーン。
ここにも作中には猫神様の石像があります。私が訪れた時点ではホテル内の花壇が作り直しの最中でした。
■学校そばの道
ブッキーが通っている学校の道です。
<追記予定>
■お寺
長心寺の階段になります。作中にも背で重なったカエルさんがいますね。
長心寺を“かなと商店”から見た風景。原付バイクもありました!
手前の骨組みは、干物製作の棚ですね。このときは日間賀島特産のタコの干物がぶらさがっていましたよ。
長心寺のお堂。アングルを間違えていますね(^^;;
■夏祭り
夏祭りは島東部の神社の付近で行われているのですが、ここは飛び地で出ていました。
MAGNET.16扉絵の場所。作中の桃畑の近くの西側のちょっと山道。
まさかここを見つけることができると思わなかったのですが、背景のホテルの重なり具合から西側だろうなぁと思って探していたら(^^)
■南の猫神様
東港の近くの猫神様像の場所です。ブッキーらが猫神様の秘密に気づく重要な場所です。
東港のすぐそばですのでわかりやすいです。1,2巻でかなり出てくる場所です。
私は東港から入島しましたので、この場所を見て、作中の場所に降り立ったんだ!と喜びました。本当は西港で降りたかったのですが、宿泊予定の宿が東港の近くだったので。
■坂
マグネットを見つけて坂を駆け下りてくるブッキーのシーンです。
島の南側のサンホテル太陽荘とホテル日間賀荘の間の坂になります。
ただ、この直前の竹やぶのそばの道は見つからないままです、あれ?
<追記予定>
こちらの坂は、心臓破りの坂と呼ばれているそうで、登り切った時に記念タイルを作ってもらえるそうです。レンタサイクルを使っているときにチャレンジしてはどうでしょうか?
■また来ます!
今回の探訪は、3巻発売前で、連載時の話もMAGNET.16までしか読めてなかったので、再訪予定です。歩き回っているうちに島の魅力に気づいたので、次はもう少し観光もしながら美味しいものを食べたいですね!舞台探訪中は朝9時から15時まで何も食べずに回っていたので・・・西港で食べようとしていたらほぼランチ終わっててショックでしたしね!w
■(C) 漫画:マグネット島通信@伊藤正臣
■本ブログでは作品風景の比較研究を目的として画像を引用しています
■文章:Minkyこと、このブログの中の人
■舞台探訪日:2018年11月22日、23日
■履歴:
2018/12/02:暫定作成、写真掲載
2019/02/17:写真追加
2019/06/08:3巻分や、神社分の写真を追加、追記
2019/06/09:西港、北港、西のランチスポット、東の岬、坂などの写真追加、追記