■舞台を訪れる際の注意
舞台になった場所に行き、登場人物の言動に思いを馳せるのが醍醐味だと思います(^-^) でも、その場所は普通の生活地域になりますので、公序良俗に反しないように行動はくれぐれも慎んで、常識を持って楽しんでください。 特に、その場所で騒がない、壊さない、汚さないは守りましょう(^o^) よろしくお願いいたしますm(__)m
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舞台探訪日:2012年5月2日
路地恋花は、京都のものづくりの職人が住む路地(ろうじ)を舞台にした恋愛漫画です。
その路地には様々な職人が住んでいて、一癖も二癖もある人だったり、変わったお客さんを引き込んでしまう魅力があるようです。
恋愛作品とはいえ、いろんな形のものがあり、基本的に笑える楽しい小作品群で形作られています。出てくる女性はパワフルで元気でいて、京都人らしく芯の強い女性ばかりですね!
そして、この路地にはモデルがありまして、東山区のあじき路地です。このあじき路地は大正時代に建てられた町家長屋だそうです。実際に、様々な職人さんが住んでいて、お店を構えていて、作者の構想のぴったりある場所だったそうです。
■京都町家あじき路地
http://ajikiroji.com/
なお、今回、あじき路地の取材にあたって、公式サイトを見たところ、撮影許可がいるのかな?と思い問い合わせて見た所、個人で撮影する場合には全く大丈夫ですよ、との返答がありました。
まずは京都のご紹介です。
作中の京都の紹介のくだりでは、次の作中風景が何度か出てきます。
右側は清水寺だとすぐにわかったのですが、左は分からずツイッターで教えてもらったところ、los_endosさんより教えて頂きました。
旧家邊徳時計店は、中京区三条通にあります。建物は1890年に建築されたそうで、現存する京都の洋風商業建築として最古の一つだそうですよ。現在はアクセサリーのお店として使用されていました。
京都市民が選ぶ文化財第一号などと文化財の指定も受けています。寺社関係は分かるのですが、京都の洋風建物は分かりませんでした(^^;
さて、路地恋花のメインの舞台に向かいましょう。
最寄り駅は京阪の清水五条駅です。そちらから北東に向かって歩いていくと、特徴がある煙突が見えてきます。この煙突は大黒湯さんのもので、その銭湯のすぐ隣が、舞台のモデルとなった“あじき路地”の入り口です。
こちらが、あじき路地の入り口です。入り口は気づきにくいほどひっそりと佇んでいます。でも、何に入ると路地の世界が広がっていますよ。
こちらの入り口は、路地に住んでいる職人さんが旅立ったり、別れの場面として何度もでてくるので伊印象的です。
こちらは入り口を路地の中から見た風景です。旅立ちのシーンです。
作中では奥行きを少しいじれていますね。
入り口から入ってすぐの風景です。作中では御馴染みのシーンですね。路地は狭いながらも奥行きが長く魅力的な空間です。
カラーでも描かれたことがありました。緑の葉の木々や、住人の自転車もまさに同じですね。
こちらは一巻の表紙を開いた続き絵です。
路地の間が狭いので、広角レンズでも無理でして…一度に写真で写すことはできませんので、一部だけでも〜 真ん中辺りの照明と電力計の部分です。
二巻の表紙を開いた続き絵です。
真ん中辺りの小さなお社が特徴的ですね。
あじき路地を歩いてみると、いろんな風景に出会え、とても面白いです。この日は平日だったためほぼ店は閉まっていたのが唯一残念でした。
何枚か撮影しましたので、掲載いたします。
二階には日差し避けがどの町家にもかかっていました。昔ながらで良い雰囲気です。
ハンコ屋さんでした。中からはお客さんとお話しているのか、談笑が漏れていました:-)
入り口近くには、昔ながらの井戸のポンプもありました。実家にもこれがあったなぁ〜
路地の一番奥から入り口を向いた風景です。銭湯の煙突が目立っていつつ、町家の並びが整然として面白い空間でした。
路地恋花は、男女問わず読みやすい作品ですので、是非読んでほしい作品ですね(^-^) かならず爆笑すること間違いなしですw
私が訪れた日はGWの中日でして、平日でした。そのため残念ながらお店はほぼ開いておらず残念でした。
また訪れて見たい所です。作中の人物と同じように、自分の店を構えて、若い職人さんらが頑張られておられると思います。
■漫画:路地恋花(C)麻生 みこと
■本ブログでは作品風景の比較研究を目的として画像を引用しています
■文章:Minkyこと、このブログの中の人
■履歴:
2012/7/2:暫定執筆、画像アップ
2012/9/26:文章加筆