咲-Saki-@大阪市阿倍野区

■舞台を訪れる際の注意



舞台になった場所に行き、登場人物の言動に思いを馳せるのが醍醐味だと思います(^-^) でも、その場所は普通の生活地域になりますので、公序良俗に反しないように行動はくれぐれも慎んで、常識を持って楽しんでください。 特に、その場所で騒がない、壊さない、汚さないは守りましょう(^o^) よろしくお願いいたしますm(__)m
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咲 Saki (9) (ヤングガンガンコミックス)咲 Saki (10) (ヤングガンガンコミックス)
舞台探訪日:2012年6月26日

咲-Saki-10巻発売記念ということで、大阪市の南部の姫松高校の舞台を巡って来ました。阿倍野区、西成区、天王寺区住吉区あたりになります。今回はちょうど区の境界近くが多いのですが、今回紹介する場所は阿倍野区が多かったのと、姫松高校の名の由来は阿倍野区姫松なのでそのように題名とさせて頂いています。
なお、場所の情報は、咲-Saki-舞台探訪コミュニティの情報を参考にさせて頂いています。特に、USO9000さんの『USO9000仮想工房・「咲-Saki-」舞台探訪−全国編−』を参考にさせて頂きました。ありがとうございます。下記の風景の位置情報もとても詳しいです。


まず、9巻扉絵、10巻表紙、扉絵に出てくる姫松高校の風景は、ほぼ上町台地(うえまちだいち)沿いに出てきています。
大阪は平野がずっと続いているわけでなくて、過去は海がかなり入り組んだ地形になっていました。その海に突き出すような地形になっていたのが一際高い上町大地というわけです。上町大地の上の一番有名な建物といえば、大阪城ですね。“大阪”の前身の“大坂”の地名由来は、大阪城付近の上町大地の坂から来ているのだとか。
上町大地はその大阪城付近を北端にして、天王寺区阿倍野区と南に続いています。
今回訪れる咲-Saki-の風景は、その上町大地の端にあたる場所の階段などが使われています。これは小林立先生の好みの風景の選び方がこだわりがあることもよくわかりますね(^-^b


10巻表紙。
この場所の最寄り駅は、阪堺電車阪堺線松田駅です。上町台地の上から西を眺めた風景です。
姫松高校の愛宕姉妹が表紙を飾っていますね。


9巻第74局[神鬼]の扉絵。
上記と同じ場所で少しアングルを変えての風景です。もう少し右(北側)を向くと通天閣も見えるんですよ(^-^b


10巻第83局[加速]作中。
大坂の名所の一つ新世界の南端です。もう少し北に歩くと通天閣がある場所といえば分かるでしょうか?(^-^)
奥の建物や上部の建物はスパワールドになります。
姫松高校からちょっと北に行くと気軽に立ち寄れるんでしょうね。姫松のまとめ役の末原 恭子が愛宕絹江と歩いています。

新世界の写真では、右隅にビリケンさん人形の後姿も見えますね。


第88局[解除]扉絵。
阪堺電車阪堺線の聖天坂駅の近くです。愛宕姉妹がいいですね。
この姉妹の性格って姉と妹が入れ替わった方が姉妹っぽ気もします:-)


こちらは「天下茶屋の聖天さん」と呼ばれる聖天山 正圓寺です。
第88局[解除]扉絵の場所と、10巻表紙の場所の上町大地の端沿いの中間地点にあたります。こちらの聖天山の坂なので、聖天坂という地名になったようですね。



第96局[抵抗]扉絵。
阪堺電車阪堺線の東側を走っている上町線神ノ木駅です。


神ノ木駅という駅名は変わっているのですが、そもそも地名の由来が古代の風景を感じさせてくれます。
今では住宅街の真ん中ですが、この辺りが海岸に面していた昔に松原が広がっていたそうです。その中でも大きな古松を神木として崇められていたことから地名として定着したそうですよ。
神ノ木駅の南二つ先の駅は住吉大社駅です。その名の通りに住吉大社の最寄の駅ですね。


神ノ木駅は南海高野線と交差しているため、路面電車なのですが高台を走っています。
この写真の左奥下が扉絵の風景です。


こちらは阿倍野付近の上町線です。これらの姫松高校ゆかりの場所は阪堺電車を乗って移動するのがとても良いですね(^-^b


ところで、姫松地域付近の風景はまだ見つかっていないのですが、いくつか分からない場所があるのでそちらかもしれませんね:-)





■漫画:咲-Saki-(C)小林立
■本ブログでは作品風景の比較研究を目的として画像を引用しています
■文章:Minkyこと、このブログの中の人
■履歴:
2012/6/26:暫定掲載
2012/7/06:写真、文章追加