：最近の戦利品 - 人は島嶼にあらず

タマの話は、実家で飼っていた猫も同じような状況だったなぁと懐かしかった。携帯メールでのコミュニケーションの話は、終始笑えた。一番笑えたのは最後の教授のメール：-)

…あれ？前巻を読んでない！？　友のために天を駆ける、いいよな。そうそう、イプカの無味乾燥な会話が個人的に好き。

黄昏の時代って結構好きだなぁ、科学は進んでも種として緩やかな老いを迎えつつある雰囲気が。
ムーン・シードが秀逸なんだけど、宇宙ベース側絶望の視点のみであのシーンは書いた方がグッとくるしメリハリつくと思ったなぁ、おしいかな。

かなり前の作品なので、絵が荒削りなんだけど、こういうストーリーテラーは好き。わかりあった友同士だと決着にも納得できるのかと、源十郎＆おキクの敗北が美しかったな。三郎の最初のパートナーのカスミへの思いが最初の方であんま書かれてないので、最後の大団円？の後ではタケミの思いの一方的な勝利のような(笑)