■舞台を訪れる際の注意
舞台になった場所に行き、登場人物の言動に思いを馳せるのが醍醐味だと思います(^-^) でも、その場所は普通の生活地域になりますので、公序良俗に反しないように行動はくれぐれも慎んで、常識を持って楽しんでください。 特に、その場所で騒がない、壊さない、汚さないは守りましょう(^o^) よろしくお願いいたしますm(__)m 当ブログでの舞台探訪のポリシーはこちらになります。
舞台探訪日:2020年9月18日
「ほとめくかかし」は、福岡県福岡市の博多湾に浮かぶ能古島を舞台にした作品です。作中でも能古島と明言されていますし、後述のメイン舞台にもなる、のこのしまアイランドパークさんの協力も得られています。
「ほとめく」は、歓迎する、十二分にもてなすという意味のちょっと古い博多弁です。私は博多の西部ではなく福岡東部出身なので余計に知らなかったです。
まず、この作品の主人公の一人、動くかかしのエルザは、令和よりももっと昔の数十年から眠りについていて、もう一人の主人公の女子中学生雨守朋(あめもり とも)にたまたま目覚めさせられます。エルザは朋の助力も得ながら、かかしの本分も感じて自活しようと何事も前向きに始めます。
そして、のこのしまアイランドパークでの仕事をしながらエルザは、傘職人の夢を持つ朋と共に生活を始めていきます。
なお、かかしのエルザは、「不思議の国のアリス」のかかしみたいな雰囲気かなと思ったら、作者のコメントでは「かかしと召使い」という英国作家の子供向けファンタジーなど、善良でちょっとおバカで人間よりも気高く困った者の味方のイメージをベースにされているようです。
■バス停
1巻第1話32ページ
目覚めた、かかしのエルザが学校から下った先にある舗装道路です。土に接していないと意識が保てないエルザにとっては死活問題ですね、最初はほのぼの系?にしてはなかなかハードな設定だなと思えました!
このバス停は作中では反対側にもバス停があるのですが、能古島内で海岸線のバス停はこちらだけで他は山の中だけです。イメージを活かしてアレンジしたようで、電柱の構造物が似ていますね。
1巻第1話67ページ
1巻第1話68ページ
第1話の帰途につくバスのシーンです。能古島のメインの公共交通機関はこちらのバスになります。この場所は、思索の森の入口バス停と、小平谷バス停の中間地点付近です。
■学校から下った道
1巻第2話81ページ
学校が終わるのを待っていたエルザが朋とともに歩く坂道。学校から港側に下る細い道になります。
1巻第2話87ページ
上記場所よりも下った場所。こちらの右横に郵便局があります。
1巻第2話87ページ
細い坂道を下りきって車道に突き当たった場所です。作中の右手の建物はないのですが、風景はこちらですね。写真の左手の緑色の建物が古着屋のモデルのお店です。
1巻第2話89ページ
古着屋で交換した洋服に着替えるシーンです。先ほどの細い坂道の途中にあります。通る人もいないので安心できそうですね。この後、かかしというハンディキャップがあるので着替えに悪戦苦闘します、確かに大変そう(^^;
■公園入口
1巻第1話36ページ
バスで終点の、のこのしまアイランドパークに着いたシーンです。
さすがに作中のアングルは撮影できないので雰囲気のみで~
1巻第1話37ページ
のこのしまアイランドパークのチケット売り場です。こちらのスタッフさんは丁寧でよい感じでした。
この作品の重要なアイテムの傘も常備されていますね。作品を読んでいて、傘の貸し出しサービスなんて珍しいなと思い、作中だけかなと思いこみましたが実際にあって驚きました。
1巻第1話37ページ
チケット売り場を潜った先のすぐのシーン。エルザは土に刺さないと起きませんので急いで~
のこのしまアイランドパークは結構広くて、どこに行けばいいのか戸惑うほどです。北の方に、思いで通りというレトロなお店も幾つかあり、一番先に最高のビューポイントがあります。
入り口付近にはレトロな車が展示されつつ、今最新の電動カートもあったりと面白いです。
■公園内
1巻第1話47ページ
子供たちが遊んでいる公園内です。大きな木にブランコがあったり、左奥手にはアスレチックの施設もあります。
1巻第1話48ページ
素敵なパークとして気に入ったのですが、スタッフにかかしとして仕事はないと言われて、九州本土に渡ろうと決意するシーンですが…その後のちょっとした事件でうまい方向に?
1巻第1話59ページ
このカットは、カップルのある事件を解決したシーンですね。能古島の北側に志賀島の漁港や島に繋がる海の中道が見えます。志賀島は名前は島ですが、海の中道という道で車でも渡れます。私も大学生の頃に海岸の砂浜でキャンプしました・・・(夜中に満潮でテントが危うかったw)
1巻第1話61ページ
ある時間も解決して全員集まっているシーンですね。左奥に見える建物はバーベキューハウスですね。今回は平日に訪れたので人は少なったのですが、シーズンともなれば満員になって活気が出るのでしょうね。
1巻第1話62ページ
あるカップルの事件を解決したことで、エルザはパークのスタッフとして働けることになりました。スタッフさんはかかしのエルザを驚かないばかりか、かかしの仕事はないと冷静に言える時点で大物ですね、確かにあそこまで高機動なかかしはいない!w
1巻第2話73ページ
パーク内を回るお客様の日傘の置き場の場所のレクチャーを受けています。
1巻第2話75ページ
月を眺めていたシーン。パーク奥の広場ですね。海には志賀島も見えます。
1巻第3話157ページ
第三話は、傘職人になりたく部活動している朋と、それを内緒にされていて心配しているお母さんの心が触れ合う内容です。パーク内で幾つか風景が出ているのですが、道沿いなどで分りにくく、その中でもわかりやすかった場所です。こちらはパーク内の思いで通りの”どんがら館”の特徴的な屋根が見える場所です。
1巻第4話197ページ
思いで通りの耕ちゃんうどんの屋外テーブルから通りを見た風景です。
思いで通りには、昭和風のお店から、陶芸教室、おしゃれなカフェまでのいろいろなお店があります。
1巻第4話205ページ
食いしん坊ポニーきなこと会話を試みるエルザのシーン。
思いで通りの休憩所の裏にある運動場になります。この運動場の南側に動物がいる地域があり、そこにポニーもいますよ。
三頭いたので、どの子が、きなこちゃんなのか分からず(^_^;;;
■姪浜乗り場
1巻第4話213ページ
博多に社会科見学に行って帰るシーンです。エルザを家で出迎える約束したのに、船が遅れて朋は焦ります。真ん中の方は引率の先生ですね。
■のこのしまアイランドパーク売店にて
入り口の建物内に売店があり、その横に「ほとめくかかし」の紹介のコーナーがありました。原画や作者のサイン色紙などここでしか見れないものばかりでした。
スタッフさんにお聞きしたところ、私が訪れた9月中旬より前からコーナーを設置されていたということでした。その話の中で、スタッフさんがチケットを買うときに、この作品を撮影しにきたのかな?と思われていたそうで、全くその通りですと談笑しました。
作品の雰囲気が伝わるようにコーナーがあり、良い感じでしたよ。
■次回の探訪では!
是非次は菜の花が綺麗に咲いている季節に訪れたいですね!9月はちょうど華の季節の谷間でコスモスもまだ早かったので残念でした(汗
■(C) 漫画:ほとめくかかし@たつひこ
■本ブログでは作品風景の比較研究を目的として画像を引用しています
■文章:Minkyこと、このブログの中の人
■舞台探訪日:2020年9月18日
■履歴:
2020/9/27:作成、写真掲載
2020/10/04:写真追加、追記